賢い借金返済方法とは?減額するためのコツ5選

「キャッシングやカードローンを利用していたら借金が多くなった…」

「借金を賢く返済する方法が知りたい…」

この記事ではそんな人たちのために、賢い借金返済方法についてわかりやすく解説していきます。

借金返済前にすること

実際に借金を返済していく前にまずは現状を把握・整理しておきましょう。

把握しておかなければいけないのは以下の3つです。

  • 借金の状況
  • 収入と支出
  • 固定費

現在の借金の状況を把握する

日記

まずは現在の借金の状況を把握しましょう。

以下の表の例のように、現在の借入額、金利、返済額を書き出してみると把握しやすいです。

社名借入金残高金利毎月返済金額
A社50万円5%1万円
B社30万円13%2万円
C社50万円101万円

ぜひ一度、上の表のように現在の状況を書き出してみてください。

頭の中で理解しているつもりでも、書き出してみることで整理することができます。

収支を把握する

簿記

借金の状況を把握したら次は収入と支出を以下の表のように書き出し、把握しましょう。

収支の一覧の例

家賃8万円
光熱費2万円
通信費1万円
食費4万円
その他雑費5万円
支出合計20万円
収入25万円
返済額5万円

上記の例の場合、支出合計が月に20万円に対して収入が25万円なので、毎月5万円の返済にあてられます。

支出額を書き出す時はやや多めの金額を書いておきましょう。予定していなかった急な出費も考えられますし、「節約しよう」と最初は意気込んでいても「結局できなかった」ということもあるからです。

無理のない範囲で返済しつつ支出額を下げ、収入額を上げることで返済額を多くすることが借金返済の基本です。

毎月の返済額を多くして、完済までの期間を短くすることも賢い借金返済方法のひとつです。

固定費を見直す

収入を急に上げることは難しいので、まずは支出額を下げることから始めます。

支出の中でももっとも重要なのが固定費の見直しです。

固定費は毎月かかるものなので、削れるなら早めに削っておいた方が長期的にお得です。

家賃

家賃は生活費・固定費の中でも最も金額が高く、削りやすいです。

家賃が3万円でも安くなれば年間36万円の費用が浮くので、引っ越し代を考えても長期的には安い所に引越した方がお得です。

最近ではシェアハウスなども多くなってきて通常の賃貸よりも家賃を安く抑えられます。

家具家電付きで敷金礼金もほとんどかからない所も多いので、検討してみましょう。


通信費

通信費は固定費のなかでも最も手軽に削れる支出です。

ドコモやau、ソフトバンクを使用している人は、格安SIMに変えるだけで毎月1,500円程度にまで携帯代を抑えられます。

ネットで5分あれば手続きが完了するので、まだ格安SIMを利用していない人はすぐに試してほしい節約方法です。


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副業で収入を増やす

今よりも収入を増やすのに簡単で確実な方法は副業を始めることです。

昇給して給料アップには1年くらいかかりますが、副業ならすぐに始められます。

最近では、1日単位で短期バイトができるシェアフルというアプリなども登場したりクラウドソーシングも一般的になって、副業がしやすい環境が整っています。

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賢い借金返済方法5選

ここからは、効率よく借金を返すための「賢い借金返済方法」について解説していきます。

高金利の借入先から先に返済する

同じ金額の借金をしていても、金融機関によって金利が変わってきます。

金利が高くなれば高いほど返済金額も高くなるので、金利が高い所を優先的に返済していきましょう。

仮に100万円を借りたとしたら、金利によってどれだけ返済額が変わるか見てみましょう。

  • 金利10%の場合:100万円×金利10%=年間返済額110万円
  • 金利18%の場合:100万円×金利18%=年間返済額118万円

上記の例の場合、金利が8%違うと返済金額の差が8万円変わってきます。

同じ金額を借りるなら金利の安い所から借りた方が返済金額が少なくなるので、高金利の所を優先的に返済しましょう。

おまとめ・借り入れローンを利用する

複数の金融機関から借金をしている場合、「おまとめ・借り入れローン」を利用して金融機関を1社にまとめましょう。

金額にもよりますが、借入金が大きいほど金利は下がる傾向があるので1社にまとめることで金利が下がることがあります。


また、月に何度もあった返済日が1回だけになることで、返済プランが立てやすくなりお金の管理が楽になります。

繰り上げ返済で返済期限を短くする

毎月の支出額が下がったり、収入が上がったりして、返済額に余裕ができてきたら繰り上げ返済をしましょう。

借金をしている期間が長ければ長いほど、利息が上がります。

極端な話、一括で借金を返済してしまえばその後の利息は支払わなくていいのです。

もし賞与が出るなら、できるだけ借金返済にあてるようにしましょう。「せっかくのボーナスが出たから贅沢したい」と思うかもしれませんが、借金を完済するまでは贅沢は我慢して借金返済を最優先しましょう。

返済期限日は必ず守る

ついうっかり返済期限日を過ぎてしまわないようにしましょう。

返済期限日を過ぎてしまうと「損害遅延金」を支払わなくてはいけません。

収入が入ったらまずは返済するお金を分けておいて返済日までは使えないようにしておきましょう。自動引落の設定をしておくとうっかり返済し忘れを防げるので、必ず設定しておきましょう。

もし返済期限日から3ヶ月を過ぎてしまうとブラックリストになり、新たな借入やクレジットカードの新規作成が難しくなります。

基本的なことですが、返済期限日を守るということも立派な賢い借金返済方法のひとつなのです。

弁護士・司法書士に相談する

賢い借金返済方法の最後は「弁護士に相談する」という方法です。

中小企業診断士

弁護士に相談すると、債務整理ができるので、過払い金が返ってきたり返済金額が減らすことができる可能性があります。

弁護士に相談すると、以下のような債務整理が可能です。

  • 過払い金請求:払いすぎたお金を返済してもらう手続き
  • 任意整理:毎月の返済金額を減額してもらう手続き
  • 民事再生(個人再生):裁判所に借金返済が困難であることを認めてもらい、減額された借金を分割で返済する手続き
  • 自己破産:裁判所に借金返済が困難であることを認めてもらい、借金の支払い義務を免除する手続き

着手金は無料の所もあるので、まずは一度無料相談してみることをおすすめします。



賢い借金返済方法まとめ

賢い借金返済方法について紹介してきました。

まずは現在の借入状況を把握し、固定費の見直しをしてみましょう。

その後、「賢い借金返済方法5選」を行うことで効率よく借金返済ができるようになりますよ!

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